プロローグ

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「今、ネットでも話題になってるけど、たかがゲームで意識不明になったりするもんかねぇ……」 俺はトーストを口に詰め込み、それを牛乳で流し込んだ。 「おい龍!何のんきに食ってんだよ!早くしないと遅刻すんぞ!!」 台所から金髪の女性が顔を出し、大声をあげた。 この女性は俺の母親で、元ヤンキーなだけあり、今でも金髪で言葉使いが悪い。 俺は母親の言葉を聞き、壁にかけられた時計に目をやる。 「やべっ!遅刻するっっ!!」 俺は椅子から立ち上がった。 「んじゃ行ってくる!」 俺は母親に声をかけ、急いで家を飛び出した。
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