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12月25日 PM:6時15分
私は、今日彼と6時に駅前で待ち合わせ・・・けど、今日何を着ていくのか迷っているうちに待ち合わせ時間に遅れてしまい、慌てて外に出た
(ヤバいヤバい・・・!!)
私の家から駅までは
歩いて10分くらいかかる距離だ
駅の近くまで来たとき
何やら人がざわざわしている
まわりの人の視線の先を見てみると、音胡がいた
「ねぇねぇ、あの人かっこよくない?」
「あれってイケメン48の音胡くん?」
「いや、まさか(笑)違うでしょ」
という周りの人の声が聞こえた
(・・・やっぱり音胡はアイドルなんだよね・・・。私とは別の世界の人・・・。)
「・・・〇〇」
私を呼ぶ声がした
音胡だ
(あっそうだ私・・・待ち合わせに遅れたんだ!!)
私は遅れていたことを思い出し慌てて謝った
「・・・大丈夫」
音胡は静かにそう言った
(どうしよう・・・!怒っちゃったかな?)
音胡のそんな反応にさらに焦って私が謝ろうとすると
「・・・怒ってないから大丈夫だよ」
と微笑みながら私を見てそう言った
(よかったぁ~!!怒ってなかった)
私がほっとして胸を撫で下ろしていると
「・・・誘ったのは俺だし怒る訳ない。・・・来てくれて嬉しい。よかった・・・」
音胡は下を向きながらそう言った
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