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そう・・・誘ってくれたのは音胡
それはちょうど一週間前の話
下校中、私は久しぶりに音胡と帰っていた
音胡と私は家が近所で小さい時からの幼馴染みだ
でも、音胡はアイドルになってから学校での女子人気が今まで以上に高くなって、女の子が集って音胡が見えないくらいになった
私は音胡とあまり一緒にいられなくなった
私は、そんなどんどんアイドルになって活躍していく音胡を見ているうちに、音胡が遠い存在になっていく気がして悲しくなっていた
そんな時、久しぶりに音胡と下校することになった
「・・・。」
・・・・・・。
(音胡と帰るの久しぶりだなぁ・・・何話せばいいんだろう(汗))
「あっあのさ今日の理科の授業でミトコンドリアがすごかったね!!」
「・・・うん」
・・・。
(話続かない・・・(泣))
「・・・〇〇。」
「ん?何?」
「・・・12月25日空いてる?」
「空いてるよ?」
(クリスマス?何だろう?)
「・・・じゃあその日一緒に・・・出かけてほしい」
「えっ!?」
「・・・ダメ?」
「いやっダメとかじゃなくて(汗)・・・何でウチ?」
「・・・だってそれは好きだかっ・・・」
ーーバタンッ
「音胡っ!?」
・・・あ・・・。これは見たことのある光景・・・(汗)
「〇〇~❤❤❤」
・・・あっやっぱり・・・(汗)
音胡はタバスコが切れてしまうと、甘えん坊になってしまう
「〇〇大好きぃ~❤❤」
私に音胡が飛びついて来た
(うわぁっ///はっ早くタバスコ出してあげなきゃ///)
私はポケットからタバスコを取り出す
「はい!タバスコ」
「ありがとう〇〇❤」
音胡はタバスコを手に取り飲む
すると・・・みるみるうちにいつもの音胡に戻っていく・・・
「・・・ごめん///またやっちゃったみたいだね・・・///」
音胡は下を見ながら呟くように言った
「全然大丈夫だよっ///」
私もつられて下を見ながら言った
「・・・25日、嫌じゃなかったら夕方6時に・・・駅前に来て」
音胡が少し顔を上げて言った
「うっうん///分かった!」
私はそんな音胡をみたら、私も恥ずかしくなってまた下を向きながら言った
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