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私たちは駅から少し離れたサ●ゼリアに入って夕飯を食べることにした。
テーブルは音胡と向かいになって座る形になった。
(なんか・・・緊張するなぁ。音胡とデートすることになるなんて・・・そもそもこれはデートなのかな?)
「・・・どれにする?」音胡がこちらを向きながら言った。
(音胡はどれにするんだろう)
「どうしようかな・・・音胡はどれにするの?」気になった私はそう聞いた
「・・・アラビアータ」
音胡はメニューを見ながら言った
「じゃあ・・・私もそれにする!」
「・・・いいの?」
「うん」
(特に食べたいものもないし・・・)
注文して20分くらいたったとき注文したアラビアータが2つ運ばれてきた
「アラビアータでございます。ご注文は以上でしょうか?ごゆっくりお召し上がり下さいませ」
と店員は言った後一礼して去っていった
すると音胡はテーブルにあるタバスコを掴むと、アラビアータにかけ始めた
アラビアータは元々赤色だが音胡のアラビアータは濃い赤色になり皿の上は赤い海と化していた
「音胡はやっぱりタバスコが好きなんだね!」
音胡がタバスコをかけている姿をみていたら、微笑ましくなってそう言った
「う、うん・・・///」
そう言って、照れながら、その赤い海になったアラビアータを食べている音胡をみていたら、とても幸せな気分になった
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