一年

7/62
前へ
/385ページ
次へ
間違いなく成績は落ちるけど、眺めたい放題なのに。 溜め息を噛み殺し、入ってきた教師に意識を向ける。 はあ、後ろに目が欲しいな。 昼休みには、笹木は教室から消えてしまう。 後を付けたいけど我慢して、俺は園芸部の部室に向かう。 学校の花壇とかを管理している、園芸部に所属している俺は昼休みは大概部室で昼飯を食べる。 部長がおおらかな人で、上下関係があまり厳しくなくて和気藹々とした部で、俺は気に入ってる。 .
/385ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1992人が本棚に入れています
本棚に追加