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「で?何でそんな格好しているんだ?」
竜が俺の体をジロジロ見ながら言う。
「いや、初めはジャージで行こうとしたけど、麗華がこれに着替えなさい!!的な感じ」
「納得した」
「理解が早くて助かる。じゃ、行くか」
「おう」
俺と麗華と志乃は前を歩き、その後ろに竜と彼女がついてくる。
集合場所は駅だ。
そこまでデカくないが、小さくもない。
ま、普通。
後ろに居る竜に蹴られている内に、駅が見えてきた。
何故か、駅の前でかなり人が集まっていた。
「~!!~!!」
「~!!~!?」
なんか怒鳴り声が聞こえる。
多分喧嘩でもしているんだろう。
ただのアホだな。
アホ。
全く・・・
こんな奴らと知り合いの奴は、どうせ糞みたいな奴なんだろうな・・・
「だから、幼女が最高なんだって!!汚したい!!」
「い~や!!断然お姉さんだ!!苛められたい!!」
「「・・・」」
人ゴミを抜けると、ロリとのぼるが怒鳴りあっていた。
そして、藤原は残像が出来るくらいに速くスクワットをしていた。
「ヒャッハーーーッ!!」
周りに居る人達のほとんどは、藤原を見て驚いている。
動画を撮っている人もちらほら居る。
「何?このカオス?」
「藤原♪ただのバカ(笑)」
竜は竜で、嬉しそうに藤原の光速スクワットを撮りだした。
「~♪~♪////」
「♪」
「・・・」
「やば(笑)藤原♪」
いや・・・だから、何コレ?
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