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「こんな奴が生きてたんじゃ、俺は不安で夜も眠れない。
これは、正当防衛だ!!
死ね!!蓮!」
仰向けに抑えつけられてる、俺の心臓めがけて、ナイフは一直線に降り下ろされた……
(真紀……ごめん、仇うてなかった)
目を閉じ死を覚悟した俺だが、ナイフは一向に落ちてこない
何かが当たった感触はあるものの痛みはない
恐る恐る目を開けるとナイフが体に当たる寸前で止まっている?
いや、これは皮膚を貫通できず止まっているみたいだ。
「はあぁっ!?」
雅司は思わず疑問の声をあげる
「雅司なにしてんだよ!?」
「刺さんねぇ……」
「はっ!?」
「だから、刺さらないんだよ!!」
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