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(こ……これは………
人間……!?)
目の前には学ランを着た巨体な男がいた。
(何……この髪形は…!?
なんなの……この目つきは…!!?
フ…フツーじゃなさすぎる!!!)
彼女は思わず
カシャッ
「(すごい!!
私の写メコレ1000枚目にふさわしい一品……)」
至福のような一時だった。
が、見上げると、今にも襲いかかってこようかと睨みつけられていた。
「(って、やばいっス!!
思わずいつものクセで
撮っちゃったよぉぉ~~!!
こ……こここ殺される~~~!!)」
名いっぱいに後悔した。
「おい、そこの2人!!」
「え?」
「んん~~~~?
お前、たしか雷鳴高2年の
桜 陽菜子だな!」
ラーメン屋台からする声に
陽菜子は嫌な予感がした。
「は……はい!」
振り向くと同時に予感は的中した。
「(げげっ!生活指導の岡理(オカワリ)!!
イヤーーな奴に
会っちゃったよ~~~~~~~~)」
「男とイチャついてる暇があんなら勉強でもせぇよ!」
ラーメンをすすりなが近寄ってくる教師、岡理に言い返す。
「私、イチャついてなんか…
保育園の妹を迎えに行く途中です!」
「で、そこの貴様はなんなんだ?」
岡理の標的は学ラン巨体男へ
「(ラーメン食いながら指導してるアンタはなんなのよ!)」
カシャ
もう思わぬ1001枚目を収める陽菜子だった。
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