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「月美ーーーー!?
「月美ーーーー?
もうっ、保育園で待ってろって言ったのに!」
陽菜子は必死で逃げて、つい妹を迎えに行くのが遅くなってしまったので、
必死に捜していた。
「あっ、陽菜子お姉ちゃんだ!」
月美は姉を見つけた。
「お姉ちゃーーん!!」
「!!」
声に反応した陽菜子は人の頭の横から手をブンブン降る月美を見つけた。
「月美!!
よかった~~~~」
陽菜子はホッとした瞬間思い出した。
「そうだ!
ホッしてる暇はないわ!
月美っ月美っ!」
月美にむかって軽快に駆け出す。
「これを見なさい!!
フツーじゃない写メコレ1000枚目♥」
自分より高い場所にいる月美に携帯の画面をバンッと掲げいい放つ。
「怪物(モンスター)、東京上陸!!」
その時、
陽菜子は気遣いてしまった。
月美のすぐ横にその怪物がいる事に。
陽菜子ヴィジョンには
月美「助けてーー」
怪物「さっきの変な女じゃねえか。」
歯をむき出し鬼のような顔をする怪物に怯え泣き出す妹の姿。
だけが見えた。
「ぎゃーー
月美をかえして!
食べないで~~~~!!」
あまりの勢いに男は月美をおろした。
「怪我はない!?
噛まれてない!?
血は吸われてない!?
骨はしゃぶられてない!?」
ヒィィィッっと言って月美の安全を確認した陽菜子だったが。
「月美はなんともないよ。」
妹は平然と言った。
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