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『駄目じゃん。チャンミン』
ユチョンは言う。
自身のひざで頬杖をつき、瞳の前のチャンミンの額を指先でツンッとつついて。
『……、っ』
チャンミンは泣きそうになった。
『イカせろって言ったでしょ?』
『……、だっ…て…』
『俺をイかせることできたら、あげるって約束したじゃん』
チャンミンは、も、無理…と、
ふるふると首をふった。
それを見てユチョンはしかたないなぁーっとばかりに息を吐く。
そして、チャンミンに顔を近づけるとニヤッと笑う。
『我慢できないの?』
『…っ』
『どうしても欲しい?』
『…んっ…』
くいっと指で顎を持ち上げると、チャンミンは涙をいっぱい溜めながらコクコク小さく頷いた。
『何でもする?』
『うんっ…』
『自分で誘ってみれる?』
『うんっ…』
意地悪なユチョン。
でもチャンミンは何を言われても従うつもりだった。
だってもう我慢の限界だ。
『じゃあ、そこ乗って足開いてみてよ』
だからこの言葉にも素直に身体を動かした。
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