転移に向けて1

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習志野駐屯地を飛び立った2機のチヌークは、10分程飛行してホールへと入った。 その瞬間、一瞬だけ目眩がしたが特に異常はなく無事に異星の空へ来ることが出来た。 「「隊長!やりましたね!」」 こう口をそろえて言うのは黒川三曹と古井三曹の2人である。 この2人、歳も階級も同じということでとても仲が良いのだ。 「おい。まだ超えたばかりだぞ!少しは気を引き締めろ!!」 2人の発言に注意を促したのは5人の中で一番の年長者の石田篤ニ曹である。 「そうだぞ。俺たちは情報収集の為に派遣されたんだ。固くなる必要はないが緊張感を持つように。」 と隊長からも言われたので2人は返事をして装備の点検を始めた。 そうこうしているうちに降下ポイントまで5分となった。 「よし!降下は打ち合わせ通りに行くぞ!」 「了解!!!!」
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