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みなは女子のサッカークラブに入ってサッカーをしていた。
そのチームには男子のチームもあり、そこで知り合った男の子と付き合っていた。
しかし、友達の紹介で同じチームの1歳年上の人とメールをすると、次第にその人に夢中になっていった。
2人は徐々に惹かれあいみなは1歳年上のかずやと付き合うことに決め付き合っていた彼氏に別れを告げた。
かずやとみなはなかなか会えずにいたがメールでやり取りをしていたので会えなくても少しも寂しくなかった。
しかし、みなが成績が下がってしまい親にケータイを没収されてしまった。
その日からかずやとみなは連絡をとる手段が家電しかなくなってしまい、あまり連絡をとらなくなってしまった。
何ヵ月かたったある日みなは同じチームの女の子からかずやが他にも付き合っている女の子がいると聞いてしまった。
みなはそんなコトあるわけないと思って家電からかずやに電話をした。
プルルル‥
かずやは出ない。
諦めて電話をするのをやめた。
そしてその日の夜かずやから電話があった。
『電話した?寝てて電話出れなかった‥。ごめんな。』
『だいじょーぶ。ねぇ‥かずやさ、みなになんか隠し事してない?』
『隠し事?』
『かずや他に彼女いるんでしょ‥?』
『あー‥うん‥‥‥ごめん。』
『かずやはどうしたいの?』
『ごめん‥別れよう。』私はなにも言えなかった。
しかしまだかずやが好きだった。
だから
『今の彼女と別れたらまた戻ってきてね。』そう約束して私たちは別れた。
私は苦しくて苦しくてスゴく泣いた。
数日前雑誌で男の人は別れようって言ってすぐ別れてくれない人は後々関係がよくならないと書いてあるのを読んでしまったのだ。
だから自分の気持ちに正直になれず、ただ別れることを選んでしまった。
かずやは高校受験のためクラブチームを引退し、私たちは会うことがなくなった。
私は、友達やかずやの友達にかずやの情報を聞き、かずやがどこの高校に行ったのかは知っていた。
数年後その結果がどうなるとも知らずに‥
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