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「え、あ、うあ、はい」
しまった。思いきり変な返事をしてしまった。
「具合、悪くなったら先生に言った方が良いですよ」
「あっいえ…その、本当に…大丈夫です」
この女子を前にするとこんなしどろもどろな返答しか出来なくなる。情けないな自分。
「なら、良かった」
にこりと微笑んでくる。やばい。本格的に可愛い。可愛いだけじゃなくて優しいなんて反則だ。
彼女のおかげでなんとか持ちこたえることができたが、後で兄に何らかの報復をしてやろうと心に誓いつつ、僕は着席した。
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