不思議な店
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「それじゃあ行きますか。」 そう言いながら首にかけているヘッドホンを耳に当てる。 彼と私は少し前まで話しをする事もなかった。 名前ぐらいは知っていたけど、関わる事もなく日々を過ごしていた。 そもそも彼が人と会話をしている所も見た事もなかった。 あの出来事が無ければ今も関わる事は無かったと思う。 あれは一カ月前ーーー
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