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奏との出会いは華来が大学に入ったばかり………彼女はその時サークルを探しており友達と校内を巡っていた。
華来がいる大学は敷地面積が広く、とても一日じゃ回りきれないと判断した華来たちは数日にわけて回ることにした。
そしてその日、華来たちは大学を出て家へと帰っていた。
華来以外は皆電車を利用しているようですぐに華来は一人となった。
姦しい、という言葉通り女が三人も集まれば盛り上がるものである。
大学を出たのはまだ日が出ていた頃だったがカフェでお喋りをしているうちに薄暗くなってしまっていた。
かといって華来は急ぐこともなくのんびりと歩く。
急いでも一人暮らしなので家には誰もいない。
こういう時襲われたりするのがストーリーとして最適だが残念ながら華来は自分のことを普通としか思っていない。
実際にはぱっちりとした目に笑って出来るえくぼは彼女に愛らしさを与えていた。
しかし本人はそのことに気がついていない。
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