1人が本棚に入れています
本棚に追加
周囲がいきなり暗くなって青い光が照らされた。
これはまさしくスペラブのバンドが今から始まるサイン。
次々とメンバーがステージ上に上がり、やっぱり最初はコイツが仕切る。
章斗『え~、初めまして。Spectal Loversです!俺たちを知ってる人も知らない人も盛り上がっていきまっしょいっ!』
そして、スペラブの演奏が始まった。周囲の生徒がみんな釘付けになり、騒ぎ出す。
まさにお祭り騒ぎだ。
スペラブの歌詞は全て章斗が書いている。曲ももちろんそうなのだが、スペラブの歌詞は何かが違う。この世の批判をしたいのかそれとも感謝を伝えたいのか全く分からない曲ばかりだ。でも、旋律がハーモニーがお客さんを飽きさせない。
章斗はギターを弾きながら何気に高橋先生をチラチラと見ていた。一目惚れした章斗の暴走は止まらない。
最初のコメントを投稿しよう!