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扉が開き入ってきた男少々息が上がっている
そして開口一番「何やってる!!止めろ!」
「止めろって言ってる時点で何をするのか分かっているんだろうに」と俺は答えた
男「そんなことより早くこっちにこい!!」
俺「嫌だあんたはそこで見ているだけでいい」
男「ふざけんな!!」
俺「お互い様だ」
男「何でだよ!!」
俺「何で?人生に疲れたからだよ何故これだけ体調が悪いにも関わらず労働をするんだ?これは只の拷問だよ世界の拷問だよ。だからこんな拷問生活から抜けるために此処にいる。あんな拷問生活に自分の大半の人生を費やしてるそして死んでいくそんなのが人間の死に方か?それが人間の生まれてきた理由か?それこそ人権なんてものはないみんなだって同じ苦しみを味わってるだからって自分も苦しまないといけないのか?もはや意味が分からないだから俺は此処にいる」
男「だからって死ぬのは逃げだ!!」
俺「当たり前だろ?自分の寿命分生きずにその前に終わらすの何て……いや、死ぬのが逃げ以外に何かあるのか?人間が逃げるには死ぬしかない俺は逃げたい。あんたに俺は止めれないその人の幸せを考える事だ。せいぜいあんたも同じ事にならないようにな」
俺はそのまま重力のままに身を投げた
心地良い浮遊感、真っ青で曇りのない綺麗な空
そして地面に流れる綺麗な紅
その紅は俺を包んでいくそれに比例するように真っ青な空が黒く黒くなる
さぁみんな楽しい人生を…
fin
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