第1章

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みかん狩り 1 和歌山へみかん狩りに行くことになった。 僕は労働組合の青年婦人部副部長をしていたので、この旅行を企画することになった。 旅行の計画が決定したのが遅く、秋の行楽シーズンと重なっていたため、バスをチャーターするのが難しかった。 「バスはどう?」 青年婦人部の婦人部部長の竹田とし美が聞いて来た。 「難しいけど、何とかなると思うよ」 組合事務所には僕と彼女だけだった。
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