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沖田はご機嫌な様子で部屋に戻っていった。
その様子を見ていた土方の頭には、どうも何かが引っ掛かっていた。
あの様子だと、多分沖田は凛に一目惚れをしている。土方からしてみれば沖田は弟のような存在だ。
恋を応援するのは当たり前なのだが、今回ばかりは野生の感が働いている。
土(気のせいだといいんだがな....)
この時ばかりは、いくら鬼と呼ばれる土方も弟を優しく見守るような表情をしていた。
この光景を平隊士が見たら、腰を抜かして驚くであろう。「鬼が笑った。」と------
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