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声がしたと思えば、土方の目の前に一人の男が天井から降りてきた。
土「山崎。俺をからかうんじゃねえよ。だが調度いい所にきた。あいつを見張れ。」
山崎と呼ばれた男は素早く忍装束から着替え、着流し姿になった。
丞「間者やないとわかってんのにか?」
土「念のためだ。簡単に信用して間者でした、じゃ洒落にもなんねえからな。」
丞「命令やから全力を尽くしてやるけどな、難しいと思うで? 記憶を失っても忍は忍。すぐバレしまうに決まってますわ。」
土「それでもいい。不可解な行動がないか、一週間だけ見張れ。」
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