【神力落シの日】

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……二十年前の夜、この地球に聖なる光、後に神ノ力と呼ばれる流星が降り注いだ 神ノ力は地球上の様々な者、物、モノに、自然の摂理を超越した力を与えた この神ノ力が降り注いだ夜を、今では神力落シの日カミチカラオトシノヒと呼んでいる 神ノ力を悪用するもの達 通称【罪神人ツミガミビト】 罪神人が日々増えていく現状を、重く見た政府は、神力落シの日から二ヶ月後 対神力持チカミチカラモチ組織 【神斬鋏カミキリバサミ】を結成 神斬鋏の中でも世界に有害な神力持チを、実際に罰する(ほとんどのケースは現場死刑)神力鋏所属の神力人を 【神力殺シ】カミチカラゴロシと呼ぶ 彼らはそう呼ばれ、罪神人のみならず、彼らが守っているはずの民衆にまで、畏れられていた これは、そんな神力殺シの、一人の少年の物語…………
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