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リアクションが欲しくなり、なんとなくもう少しだけ待ってみる。
「…」
「…」
「……」
「……」
耐えきれなくなり、体を起こしてコーヒーを啜りながら「何やってるんだ?」っと心の中でツッコむ。
背もたれに体重を預けて、体を左右に動かし、天井を見つめながら思う。
昔からこういう『しりあす』が苦手だった。
学生時代で言えば、いじめについての論議。友人の悩み相談。大人になってからも、葬式や結婚式でのスピーチ(変に笑いを取りにいこうとするとスベるしね)等々。
数え出したらキリがないほど出てくる。……面倒で苦手だ…。
人間、生きてるうちはワイワイガヤガヤと笑っていた方が良いに決まっている(時と場合によりますが…)。
両手に持つコーヒーを膝の上に置いたまま固まっている女性に目を向ける。
彼女だって笑ったらかわいいはずなのに…。ってか、かわいい!つかっ、タイプ!!
肩まで伸びた髪、大きな瞳にスッとした小ぶりな鼻、ぷっくりとした何とも柔らかそうな唇。
スタイルだって負けてない。小さくもなく、かといって大きすぎないちょうど良い胸。そして(チラッと、目線を落とし)、スカートから覗くスラリと伸びた御み脚。
そんな彼女を襲うとは、犯人、許すまじ!!
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