第一幕:平凡から非凡への道

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俺は、私物が入ってるデカいバックを背負いながら森の真ん中(らへん)で迷子になっていた。 あまりのベタベタさに嫌になる。 そろそろ歩き疲れて肩が折れそうだ。 バックは重いし、学校は何故か退学になってたし(今朝校長から電話があっていきなり「もう明日から来なくていいよ」とか言うの!!俺はどっかのリストラ社員かっ!!)ハァ………帰ろうかな? 言いたい事ぶちまけてある程度すっきりしたし…もう用はないな。 俺が決意して振り返った時に、不気味に木が揺れた。 此処は森だから熊が居ても不思議じゃない。 俺はウサギである事を祈りつつ一歩踏み出した所で、何かが背後に降りた事に気付いた。 脳内で子猫のワルツを奏でながら(自作自演)振り返った。 「にゃー、にゃにゃにゃー……にゃ?(序盤から終盤までこれが続く歌)」 振り返り、石化した。 何だろう、あの黒い物体は……。 うわーい、最近の子供がグロテスクが好きですね!(そうですね←い●とも風) そんな芝居をしていると、物体が襲い掛かって来た。 「なっ……うわっ!!」 【グゥゥゥ……グワァン】 どうせなら可愛い動物が良かったのに、お世辞でも可愛い動物とは言えない奇妙な生き物が居た。 俺は避けて小さな崖に躓(つまづ)いて転けたが、季節は秋…下に落ち葉があり、クッションになり助かった。 しかし、犬似の奇妙な生き物は口先が裂けていて日本妖怪のような感じだ。 ゾンビか?ゾンビなのか?俺、ゲームしかやった事ないんだけど? しかも、一体じゃなく群れでやってきた。 あまりの現実離れした生き物(?)を見て、後ずさるが背中にある木にぶつかった。 【グゥゥゥグワァンアン】 「ひぃぃぃ~~助けてぇ~~~~」 群れのゾンビ共は、ゆっくりと近付いてくる。 俺は、手で頭を押さえて身構えたが…しばらくしても痛みはない。 すると、バシュッという何かが弾けた音と犬の鳴き声みたいな"キャン"と言う声がした(くそぅ~ブリっ子しやがって~) そして俺は、目を開けた。 すると、俺の目の前には深紅のような真っ赤な髪をした少年が銃を構えながら立っていた。
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