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「凜…ありがとっ…!」
雛羽は天使の様な笑顔を残し、
自分の席へと戻って行った。
「もう、ほんと雛羽ってば…」
そう独り言を呟くと
教室に教科の先生が入ってくるのが見えた。
ここまで聞いていれば判る方もいるだろうか。
そう、雛羽は
極度の「男子恐怖症」。
「男子とは一言すら話せない」
というまでの重度差で、
かなり大変らしい。
それに足してこの人形みたいな容姿で、更に男子があれよあれよと寄ってくる。
入学から今日の2ヶ月間にいくつこんな事があった事か…
まぁ 今更そんな事思っても仕方がないか
そして私は黒板に書かれた文字をノートに書き写していった。
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