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「そんなキモイ依頼よりこっちの魔物討伐のほうがやりたいです先生」
熊猫は二人に依頼書を見せた。
「魔物討伐。魔法使いによる事故で造られたホムンクルスが森に逃走、これらを討伐せよ…ねぇ」
栗栖は討伐と聞いて、興味津々だ。
「えーホムンクルス討伐とかめんどくさいです」
しかし、百舌鳥は気乗りがしないようだ。
すると熊猫は突然どや顔になって、こう言った。
「ちなみにこのホムンクルス、出来損ないだから下半身しか無いらしいですってよ、百舌鳥さん」
「うるせぇ変態、それはお前の趣味だろうが。お前の〇〇〇もげろ」
「ひぎぃ、もげろとか酷い」
熊猫と百舌鳥のお決まりのやり取り、もはや社交性もへったくれも無い。
「でも、百舌鳥って人外好きじゃなかった?しかも、お前下半身大好きだろ」
そこに、栗栖がすかさずツッコミを入れた
「あのね、栗栖ちゃん。わたしは人外好きだけど、下半身大好きなわけじゃないの。むしろ栗栖ちゃんのが大好きでしょう?」
「ばれてたウヒヒ!!」
せっかく栗栖が百舌鳥にツッコミを入れものの、見事に栗栖が図星な為、すぐに返されてしまった。
しかし、これもまたお約束の一つである。
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