クリスマス

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私はただ、それを見つめているだけ。隣には誰も……いない。 ――カツン…… と。 今の私の気持ちを表すような寂しげな靴の音。 ……なんで、私は一人なんだろう? そんなことを考えたら、瞳から涙が一筋、落ちた。 本当は……一人じゃなかったはず。 前から、予定は開けていたの。……あの人のために。 なのに、ここに貴方はいない。
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