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『いってくるね』
朝早く、ピエールは家を出る
生活に必要な水を汲みに、池へ
ペルルの村の子供達が
瓶(かめ)を手に歩いていく
『もっと近くに池があったら...村に水があれば、畑の野菜もたくさん育って、母さんに楽をさせてあげられるのに
食べ物がいっぱいあれば、みんなおなかをすかなくてすむのに
きっと、笑顔になれるのになぁ』池までの、長い長い道のり いつもそう願いながら
ピエールは歩く
『どうしたらいいのかなぁぼくわ何ができるのかなぁ...』
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