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うっ…
なんとか間に合った。。
先生が『ここで待ってろ!』と肩を叩いて凄い勢いで教室に入っていったケド…
「喜べい!女子どもぅ!悲しめ、男子ども…。今日はこのクラスに転入生がくるぞぉお!!」
先生のテンションと反比例するかのごとくクラスはシラケ返っていた。
「きっとスッゴいイケメンだぞ!!」
先生…勝手にハードルをあげないで頂ければ幸いです。。こんな田舎者に来られても困るだろうな…
オレは、恐る恐る教室に足を踏み入れた。
「はじめまして。郡山 響です。よ、よろしくお願いします。」
話した瞬間だった。
クラスの女子がザワザワと話し出した。。
なんか興奮してキーキー言ってるやつもいた。
「先生はなー…このクラスの女子の温度差で風邪をひきそうだよ。」
なんか、上手いこといってるのにー…誰か笑ってやれよ。。
「じゃあ、郡山君、きみはアソコの端の席に座ってくれるかな??」
そう言うと先生は窓側の誰も座って無い席を指差した。
「わかりました。」
オレは確かに、隅の席に座った。
「まぁ、そこは今日休みの女子の席なんだがな(笑)」
全然笑えねーよっ
て、なんでクラスのみんなは大爆笑なんだよ?
出来ることなら、どこが面白いのか説明しながら笑ってくれ…
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