強がり

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いつものように あなたのトナリで夢を見た いつものように 愛を語る あなたのその優しい声 だけど いつもと違う あなたのその 冷たいキス 私に触れる その大きな手には いつもと違う 大きな嘘 最後にしようと思っていた もう私じゃなくていいのなら あなたに背を向けようと… 『愛してくれなくてもいいよ、 愛していないから』 私の強がり あなたは気付いてしまうよね 私 嘘は下手だから だけどあなたはその優しさで 私の嘘に付き合ってくれる? そんな優しさはいらないの ただあの頃のように愛してよ… 『愛してない』なんて 涙が出るほど辛いのに 早く気付いてよ… いつものように あなたのトナリで朝 目覚めた いつものように 私を呼ぶ あなたのその優しい声 だけどいつもと違う 怖いくらいの冷たいキスは夢の中 私に触れる 大きなあなたのその手は 私の夢の中へ 消えていった 最後の人だと思っていた 私が愛するのは あなたが最後だと思ってたのに… 『愛してくれなくてもいいよ、 愛していないから』 私の強がり あなたは気付かなかったの? 私の下手な嘘なのに… あなたのその優しさを 過去に置いてきたのは私なの? ただ あの頃のように 愛してほしいだけ… 「愛してない」の私の嘘に あなたなら 気付いてくれるはずだった… 解っていたよ あなたの愛が消えたこと それでもトナリにいたかったの… あなたのトナリで目覚めたかった… いつものように 独りであなたの夢をみた いつものように あなたはその優しい声で 愛を語ってくれていた 怖いくらいの冷たいキスも 愛してた 『愛してくれなくてもいいよ、 だけど今でも愛してる…』
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