四章

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「……眠い!寝たい!酒飲みたい!……さ、佐藤、佐藤ちゃん。すまん!代わりにHR頼んでいいかな?」 末吉は両手を合わせて佐藤さんに頼み込む。 「……はぁ。分かりました」 佐藤さんがため息をつきながら了承すると、末吉は笑顔を浮かべて教室を出ていった。佐藤さんが教壇に立ち出席を代わりにとり、HRは無事に終わった。 HRが終わると、祐輔が慎哉に近づいてきて、喋りかけてきた。 「あいつ、絶対一時間目の英語の授業来ないな……」 「あぁ。……来ないな。まぁ、それならそれで、いいんだけど」 ガラガラガラ 「市原いるか?」 街道先輩が勢いよく扉を開いて叫んだ。 「ど、どうしたんですか?」 街道先輩は、驚いている慎哉を見つけ、ニヤニヤしながら近づいてくる。 「やあやあ。探したよ、市原君。」 「えっ?何ですか?気持ち悪いなぁ……」 「お兄さん、気持ち悪いとは失礼だな」 街道先輩は、慎哉に文句を言われても満面の笑みは崩さない。 「い、いや、お兄さんは本気で勘弁して下さい!しかも街道先輩の方が年上じゃないですか!」 「まぁ、小さい事は気にすんな!ところで、今週の日曜日に決定したぞ!」 「は、はい?何の事ですか?」 慎哉は何の事か分からず、不思議そうな顔で、街道先輩を見る。
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