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人が惹かれるのは輝き
一際強い、けれども日向のように心地よい温かな光に羽虫のように吸い寄せられる
自分にはない輝きに惹かれるには必然
それは才能
自身とはまったく別のほうに広がる灯り
重ならないからこそ安心できる
だけれど、もしもまったく同じ道に自分の輝きを塗りつぶすその輝きがあるとしたら?
その差が計り知れないものだとしたら?
人は自身が焼かれるほどに強すぎる光からは目をそらす
ゆえに答えは拒絶
特別でありたいと思うからこそ特別なそれに嫉妬する
自分が下であることを認められない
逃げ道を探している
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