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『ヒロ!!待ってぇぇ!!』
ヒロは一度辺りを見渡して、また歩き出してしまった。
街路樹の脇をすり抜けて全力で走る。
何とか横断歩道の途中で、ヒロに追い付いた。
けれど、信号無視したトラックが、もう目の前。
『死ぬ』って居なくなっちゃう事だよね？
もし、ヒロが死んだらメリちゃんは…
そんなのダメだ!!
メリちゃんにはヒロが必要なんだ!!
だから…
だから……
怖くて、身体がブルブル震えたけど、夢中でヒロに飛び掛かった…
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