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「奏斗様にお伝えすればよろしいじゃないですか」
むーっと唸りながら拗ねている優花に、まりなはそう言った。
「それができてれば悩んでないっての!
だって…恥ずかしいもん」
ゴニョゴニョと小さくなっていく声とは反対に、赤く染まっていく頬。
素直じゃない優花にまりなは「かわいい」と思った。
ふふっ残念ね、奏斗様。
こんなにかわいい優花が見れないなんて☆
と、表情を崩さずに心の中で思ってるとは誰も思っていなかった。
「じゃあ、私に任せてくださいませんか?」
まりなはニヤリと企んだ笑みを浮かべて、優花を見た。そんな彼女の策に乗るのも一興だろうと考えた優花は
「クリスマスなんだから、おもしろくしてよね?」
と、まりなに負けないくらい不敵な笑みを浮かべて返した。
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