病院

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病院へつくと会社の人が数名きており、静かにお辞儀をした。 父は… 病院の中に入り、病院の方にこちらですと誘導された。 そこには、眠るように父が横たわっていた。 寝てるんじゃないか… だっていつも家で寝てる時とまったく同じ顔。 本当に疲れて自然とすーっと寝たような顔だよ。 遺体を目の前にしても半信半疑で… まったく信じられなくて不思議と涙すら出ない。 こうゆうときテレビとかでは大泣きしてしがみついてって場面があるけど、本当に信じられずに受け入れられずに涙があまり出ない。 父に触れる…。 お父さん…嘘でしょ… ちょっと… 起きてよ…。 母が思いっきり泣きなよとか言ったけど… 不思議と本当信じられなくてあまり涙がでない… でも悲しいのはまぎれもない事実である。 死因は心筋梗塞…。 私達は色々無知だった。 この時、疲労を訴えていればと今も思う。 死亡診断書は書き換えられない。
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