44人が本棚に入れています
本棚に追加
/93ページ
左之助
「そういやぁ、珠稀。お前何で京に上京したんだ?」
お酒を呑んでいるお隣さんが尋ねてきた。
私はお茶碗を置き、口のなかのおかずを飲み込み、彼の方に向く。
珠稀
「得にありません。将来やりたいこともなかったので、母が昔言った言葉をやろうかな…ぐらいな感じで上京しました」
左之助
「若い娘さんにしては珍しいタイプだな~。母親に何言われたんだ?」
珠稀
「普通に゙守りたい人ができたら本気で殺りなさい″と」
そう答えると原田さんは意外そうな瞳をした。
彼が何かを言おうとしようとしたと同時に沖田さんの声と重なる。
総司
「タマちゃん、後で僕と試合をしょう?」
最初のコメントを投稿しよう!