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「どうなんだよって何がだよ」
「小説家だよ、中学卒業した途端、バカみたいに小説家になるとか言い出して」
「……うん、頑張ってるよ」
この頑張ってるは、あんまり成果が出てない頑張っているだ。
これを聞いて、グランも軽いため息混じりにこう言い返した。
「だったら小説家なんて諦めて俺と一緒に大学行こうぜ! お前の頭なら今から頑張れば間に合うって!」
それを言われたミストの目は、いつものおっとりとした優しい目では無かった。
「僕はなる……絶対にあきらめない」
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