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ただの頑固者では無いようだ。そんなミストを見て。
グランは友達としてミストの決意が分かるだけ否定する訳にも行かずに小さく溜め息をこぼしてこれ以上は何も言わなかった。
まったく、一緒に大学に行きたいだけの為にスパゲッティをごちそうしたのがバカに思えて来る。
グランはため息交じりに煙草をくわえ、内ポケットから取り出した杖を振るい、小さく呪文を呟くと煙草にポッと火が灯った。
「マッチ使いなよ、ここ杖を持っている人が多くて魔力がむんむんしてるんだから、変な方向に魔力が飛んだら危険だよ」
「はいはい……」
そんなやり取りうをしていたそんな時だった。
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