レストランで

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 突然鳴り響いた鋭い銃声が一斉にして、店内を支配した。  驚き様に2人は銃声の鳴った方を振り向くと、そこには覆面を被り銃器等の類を持つ、たいそうな武装装備をした5人組が女性店員1人を人質にこちらに銃を向けている。 「あらま」  あっという間に人質を取って店内を支配した点、これだけ危険な銃器をかなりの数を所持している点から考えると、素人ではないようだ、犯人が杖では無く銃器を使った事もさすがだ、使うには呪文をしっかりと適格に唱えなければならない上に、脅すには見た目としては役不足な杖。  だからこういう緊迫した場面で杖を使わず、殺傷能力が高く人質への圧力から銃器の類を選んだのだろう。  人を脅す時は杖を使わない、この世界のプロの間では常識だ。
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