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『うん…はい』 リュックに入っていたビスケットを小さく砕いて掌にあけると、うさぎさんは喜んで食べた。 『おい、し?』 「ぴぃぃぃぃぃい!」 《お腹空いてるから何でも美味しい!》 『そっか。君、お名前、は?』 「ぴぴうっ!」 《ないよっ!》 『じゃあ…………うさぎの、うさしゃん……』
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