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面倒臭いことは嫌い…
「夏木ー!!」
先生の声が廊下に木霊する
もう恒例となった追いかけっこ
「お前また授業サボっただろう!?」
「たまには息抜きも必要ですよ。先生」
「お前はいつも抜きっぱなしだろうがー!!」
夏木悠二[ナツキユウジ]、あいつは馬鹿だ
わざと先生が怒るようなことばかりしている
先生の言うことなんて、素直に聞いておけば面倒なことにならないのに…
「中間テストの結果、返すぞー」
6校時のLHR、夏木は珍しく席に着いてる…が爆睡中。
こんなんで学校に来る意味あるのだろうか…?
「どうだった?」
「微妙…」
「やった!順位上がった!!」
喜憂するクラスメイトの声が段々大きくなる
「桜井」
「はい。」
名前を呼ばれ教卓へと進む
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