第1章

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世界の分離はいつの間にか誰の目にも映ることなく始まり、終わった。 世界には魔法が行われ年数を重ねる毎に力は強まっていった。 魔法とは国や地域によって「陰陽道」 「邪法」 「奇跡」 「魔法」 などと呼び方は異なるが世界中に存在していたのだ。 1200年からはその力を利用できるようにする研究が始まった。 しかし、研究の必要などなかった、とまでは言わないが、研究から15年後にはほぼみんなの中に魔力はあり、それを鍛えるか鍛えないかの差なのだ。 そこからは魔力の鍛え方の研究に移った。 これは世界中で簡単だと思われていた。 それは簡単なことではなかったのだった。 それまで隠し続けた大切なことを誰が公開する? 誰もしやしない。 そして1520年になってやっと相手が折れた。それからは情報が流れだし、その時代の子供たちからは魔法が使えるようになっていった。 人間の業はそんなところで終わらなかった。 次は力を求めた。 その結果、産まれたのが魔導機だった。 元は戦争の兵器だったのだが時代に乗って形を変えて、今では便利な道具や武器として使われている。 その間に機械も産まれたのだが、魔法の生きる世界ではただのガラクタにすぎなかった。
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