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男はかっこいいし、女はクールできめている。
「どうも、生徒会執行部で~す。先生たちには執行部、生徒たちには生徒会と呼ばれていま~す。ここの生徒会には定員はありません!」
そして選手交代、女子。
「しかし、力があるのは、会長、副会長二名、書記二名だけです。それ以外は雑用ですので、入りたければ入ってみては…」
「これで僕、会長の山西堅太(ヤマニシケンタ)と…」
「副会長の岸本摩耶(キシモトマヤ)がお送りする、生徒会の説明を終了させていただきます。」
なんかキャラがいいよね。
瑠璃は生徒会を気に入らなかったけどさ。
ここでリプレイ終わり。
昂斗は教室に戻り、頭を抱えていた。
昂斗は生徒会に入ろうと思ったとたんに嫌な噂を聞いてしまった。
それは生徒会幹部直属の部下がおり、それ以外は掃除などの本当に雑用しかない。
楽は楽だがやり甲斐がない。
そんな微妙なことと思うかもしれないが、昂斗にとっては頭を抱えるほどの問題なのだ。
そんな悩みを抱え、下を向いて座っていた昂斗の席の前に立つ人物がいた。
「にぃや、帰るよ」
「ん?ああ、みんなもういないのか…気づかなかった…」
そんな言葉に瑠璃は呆れ顔で兄を見ていた。
その目に昂斗は立ち上がり、
「…帰ろか」
すると、瑠璃は昂斗の後ろをついていく。
昂斗はなんとも心地よい空気を感じながら、歩いていく…
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