第2章

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男はかっこいいし、女はクールできめている。 「どうも、生徒会執行部で~す。先生たちには執行部、生徒たちには生徒会と呼ばれていま~す。ここの生徒会には定員はありません!」 そして選手交代、女子。 「しかし、力があるのは、会長、副会長二名、書記二名だけです。それ以外は雑用ですので、入りたければ入ってみては…」 「これで僕、会長の山西堅太(ヤマニシケンタ)と…」 「副会長の岸本摩耶(キシモトマヤ)がお送りする、生徒会の説明を終了させていただきます。」 なんかキャラがいいよね。 瑠璃は生徒会を気に入らなかったけどさ。 ここでリプレイ終わり。 昂斗は教室に戻り、頭を抱えていた。 昂斗は生徒会に入ろうと思ったとたんに嫌な噂を聞いてしまった。 それは生徒会幹部直属の部下がおり、それ以外は掃除などの本当に雑用しかない。 楽は楽だがやり甲斐がない。 そんな微妙なことと思うかもしれないが、昂斗にとっては頭を抱えるほどの問題なのだ。 そんな悩みを抱え、下を向いて座っていた昂斗の席の前に立つ人物がいた。 「にぃや、帰るよ」 「ん?ああ、みんなもういないのか…気づかなかった…」 そんな言葉に瑠璃は呆れ顔で兄を見ていた。 その目に昂斗は立ち上がり、 「…帰ろか」 すると、瑠璃は昂斗の後ろをついていく。 昂斗はなんとも心地よい空気を感じながら、歩いていく…
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