第1章

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そして・・・ 世界には魔法が在るための副産物として魔物が産まれた。 魔物たちは元はただの動物だったのだ。しかし、数百年の長きに渡り、魔法の影響を受けて姿が変わり、性質も変わってしまった。 その魔物と対峙するため、また魔法による犯罪を止めるために魔法に関する教育が行われるようになり、今では世界各地で学校が出来上がっている。 そう、世界は変わった。 そして今は、2011年4月10日…。 今日は日本魔導学園の入学式、今日が人によっては始まりの日となる。 そして始まりの日を迎える者の一人がつまづき顔から倒れた。 かなり痛そうだ。 その人はというと 「痛い…はぁ、不幸だ」 なぜか起き上がると悲壮感がたっぷりと出ている。 ガックリと肩を落とすと、白い物体が「人」の頭を直撃する。 パシンッ! 景気のいい音が鳴り響く。 「つっこませないでよ、にぃや」 兄らしき人は妹らしき人を見て、 「おはよ、瑠璃。いや~、待ってる間暇で、ハリセンを打ちやすいようにと…」 「理由になってないよ~…」 二人は並んで歩き出した。 俺の名前は朝宮昂斗(タカト)今日から魔導学園高等部一年になる。 そんで隣にいる女の子は双子の妹の瑠璃(ルリ)。
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