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出来上がってきたものからテーブルに並べていく。
~今日の昼食~
オムライス(デミグラスソース)
サラダ
以上!
並べ終えて二人を呼ぼうとすると…
すでに席を引いて座ろうしていた。
「…手伝ってくれたって良くない?」
「にぃやの方がおいしい」
「お母さんの料理が食べたいん?勇気あるなぁ」
………………。
これは負けだ。
俺ではこの二人に勝てない…
昂斗は瑠璃の言葉に真っ赤になり、母親の言葉に真っ青になる。
零の料理は瑠璃の創作料理並みの成功率…ヘタしたらそれ以下…
絶対的に食べたくないのだ。
そこから復活した昂斗は席について昼飯にありつく。
そのそばで、美味しそうに食べる二人、作った人からしたら嬉しいことこの上ない。
すると、零が真剣な目で正面に座る昂斗を見る。
「タカ、どんくらい出来るようになったん?」
何を聞いているのかわかりづらいかも知れないが、真剣な顔の零は魔法関係と家族関係以外では見れない。
「…出来る魔法は増えたけど、喜ばしくないかな」
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