第2章

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出来上がってきたものからテーブルに並べていく。 ~今日の昼食~ オムライス(デミグラスソース) サラダ 以上! 並べ終えて二人を呼ぼうとすると… すでに席を引いて座ろうしていた。 「…手伝ってくれたって良くない?」 「にぃやの方がおいしい」 「お母さんの料理が食べたいん?勇気あるなぁ」 ………………。 これは負けだ。 俺ではこの二人に勝てない… 昂斗は瑠璃の言葉に真っ赤になり、母親の言葉に真っ青になる。 零の料理は瑠璃の創作料理並みの成功率…ヘタしたらそれ以下… 絶対的に食べたくないのだ。 そこから復活した昂斗は席について昼飯にありつく。 そのそばで、美味しそうに食べる二人、作った人からしたら嬉しいことこの上ない。 すると、零が真剣な目で正面に座る昂斗を見る。 「タカ、どんくらい出来るようになったん?」 何を聞いているのかわかりづらいかも知れないが、真剣な顔の零は魔法関係と家族関係以外では見れない。 「…出来る魔法は増えたけど、喜ばしくないかな」
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