第3章

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かなり不機嫌な声で返してやると、頬をめいいっぱい膨らませて、昂斗の腕を平手で何度も叩いてくる。 「ごめん、ごめん。で、どうしたんだ?」 それだけで機嫌を直したのか? それとも用件を思い出して、機嫌が直ったのか? まあ、どちらでも構わないが、おそらく後者であろう。 「あのね、にぃやにしたら死刑宣告だけど…。次もまた魔法基礎学だよ」 はい、死にましたね… まあ、昂斗も何とか午前中を乗りきった… 今は至福の昼休み~。 瑠璃となぜかシャルアナと風魅で食堂のテーブルに着いていた。 女子人気ランキング一年の部、男子と女子のトップがおり、女子の二位もいる。 女子トップはシャルアナだからな。 男子は誰かって? そんなの風魅に決まってるじゃないか~。 なんか平凡て悲しい… 俺って邪魔に見えてるんだろうな… 昂斗が少し半泣き状態になっていると、初めに話始めたのがシャルアナだった。 「朝宮さん……昂斗さん、生徒会の誘いをなぜ、断っておられるのですか?」 「またか?わかんないよ俺もね。」 「ごまかさ…」 風魅の手がシャルアナを止める。 「本当に今は本能的に断っているようです。追求してもかわらないでしょう。」
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