第3章

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そして、引き金から銃口までの間には魔力によるギミックがあることがわかる。 近くでは海弍は長刀が手元にあり、シャルアナに風魅の手には… シャルアナには紅き刃のナイフ、風魅には漆黒の槍にカギ… それ以外にはオーブが多い。 皆、出揃ったのを見ると、担当の先生がグランドに引率していく。 そして他クラスもいるグランドに着いて、分けられる。 その分け方は…出た魔具の種類によって分ける。 オーブ系統と武器系統で分けられ、その上ペア分けまで行われていく… 海弍は渡辺と… 風魅は名も知らぬ他クラスの女子…目が輝いているよ。 昂斗は…シャルアナとだ。 風魅が心配しているのか確かめようと目を合わせると、「信頼しています」といった目で見てくる。 そんな目をされてしまうとしっかりしないわけにはいかない。 シャルアナは全く気にする気配すら感じないのが心配を煽る。 ペア分けがされると、担当の先生が前に立つ。 「君たち、武器組の指導を担当するバラシャ・ジオバリクです。こちらではペア対ペア、個対個、という形で実践に似た戦い方を学んでもらいます。」 実践経験が有るもの以外は息を呑む。
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