第3章

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「今日は始めなので、ペアの戦い方を知るためにペアの相手と模擬戦をしてもらいます。各ペアはゲートが出現したら二人でそこに入ってください。周囲に問題の無いところに出ます。」 皆、不安をにじませる。 「戦闘終了を各地の担当員が確認すると、またゲートを開いてくれます。怖がらなければ勝てる組み合わせにしているはずです。安心して下さい。」 話は終わりという感じで、指を鳴らすとゲートが各ペアの前に現れる。 みんながその中に入っていく。 しかし、昂斗とシャルアナのペアだけは残される。 皆がいなくなり、不信に思った昂斗はバラシャを睨み付ける。 そんな視線を軽く受け流し、口を開く。 「君たちにはここに結界をはり、そこでやってもらいます。君たちの力ならフィールドの破壊が起こりそうなのでね。」 昂斗は仕方ないかといった動きを見せるが、嫌そうではない。 シャルアナの方も楽しみかのように不敵に笑みを浮かべる。 二人が静かに待つ間に結界がはられる。 二人が無言のまま入り、中央辺りで止まる。 すると、先程まで黙っていたシャルアナが口を開いた。
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