第3章

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そして光は昂斗を包み込み、粒子となり消え去ると、雷を纏いし軽鎧に身を包む昂斗が現れる。 髪は逆立ち、帯電している。 スー○ー○イ○人みたいだ。 昂斗はプロの魔法使いに一目置かれている。 その証拠にプロの一部では彼を『雷皇』と呼ぶ。 「さぁ、行くぞ。シャルアナさん…皇の前に跪きな!!」 同時に戦闘状態になっていたシャルアナは微笑み、 「そちらこそ、地獄の業火に酔いなさい!」 昂斗が銃を持ちながら走り出すと、シャルアナは紅いナイフに魔力を込める。 「このナイフの特徴は調査済みですわよ。」 そのまま振ると鞭のように長く柔らかくなる。 そこから直接来た鞭をバックステップで完全にやり過ごす。 しかし、シャルアナはそれを予測していたかのように詠唱していた。 「火炎の咆哮よ、すべてを焼きつくしたまえ!フレアブレス」 握り拳を口におき、吹く。 吹いていない隙間から勢いよく、火炎が生まれ昂斗を呑み込もうとする。 昂斗はバックステップの慣性によって体勢を変えれなくなってしまっていた。 そしてやっと動き始める。 銃をひっつけ、同時にほぼ同じ方へ撃てるようにして構える。 「サンダーランス、装填」 その言葉を発した直後には引き金を引く。 二丁の銃から放たれた魔力の弾はサンダーランスを即座に形作り、ブレスと真っ向からぶつかる。
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