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「ほぉ、やっとこさ封印を破りおったか…」
「おじいちゃん、計画が完成に近づいたよ…後は…」
『貴方の力だけ』
その言葉と同時に首が飛び、血が吹き出してくる。
「これで私たちは一緒になれるわ…愛しい昂斗」
男の首は何かの装置に入れられ、魔法、魔力を抜いていく。
こんな姿、ただの狂信者にしか見えない。
「あと、少し…待っていてね…昂斗」
昂斗は休憩所に入り、魔法を全て解いてシャルアナの怪我の具合を診ていた。
シャルアナは終始緊張しながらも、昂斗に身を任せてゆっくりとだか休まってきた。
「…あの、昂斗…」
「ん?何やシャルアナさん」
「賭けはどうしますの?」
「そりゃ…貰うで。まぁ、そばにおってくれればいいわ…」
「…はい、昂斗様」
…………は?
「いや、何で様付けなんや!?」
「これから結婚して頂く夫に対して敬わないで何が奥さんなんですか!」
奥さん………良い響き…じゃない!!
「結婚するなんて言ってないやろ!」
「私は自分を賭けてと申しましたわ…結婚して頂けないのですか?」
涙声!?ざ、罪悪感がー!?
「結婚しないとは言ってないやん…てかな自分を賭けてなんでそうなるんや?」
「いえ、私の国ではこういうものです」
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