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昂斗たちは解散をして、席に戻って行くがみんな座っていない。
どうしたのか、集まりに近づいて話を聞いてみると
…………。
班のリーダーが決まっていないのだ。
命を預ける人間だから、みんなが慎重になっている。
昂斗は静かに席に戻り、座る。
あれは他の人から言うべきことじゃない。
すると不意に眠気が襲ってくる。
だんだん、首が折れていき、しまいには船を漕ぎ始めた。
しかし、誰も気づきはしなかった……。
昂斗が目を覚ますと、ほとんど誰もいない教室にいた……
「にぃや、遅いよ」
「昂斗様、遅いですよ」
「ごめん……?てか、今何時や?起こしてや」
「起こしたけど、にぃやが起きなかったの」
「まじ?」
「マジ」
マジだった……
昂斗は結論から言いますと、五時間程眠っており、瑠璃とシャルアナと刀亜だけが待っていてくれていた。
なぜ、それだけの間眠っていたのだろうか。
昂斗はそんな疑問を一瞬の間、巡らすが瑠璃達を待たせていることに気づき、すぐに帰り支度を始める。
「待たせてごめん」
用意を終えた昂斗は荷物を片手にみんなに謝る。
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